低音障害型感音難聴は耳以外健康な人が多い|自律神経を整えるコツ
低音障害型感音難聴は耳以外健康な方が多い
「低音障害型感音難聴」は、20歳代~40歳代の若い女性に多くみられる疾患とされていますが、当院では50~70歳代の方が低音障害型感音難聴を発症して耳鼻科に通院されているケースも珍しくありません。難聴が治癒しても再発を繰り返す場合には「蝸牛型メニエール」と診断名が変わることがあります。一方、「突発性難聴」には男女差はなく、40歳代~60歳代が好発年齢です。年齢や性別だけでなく、過労・ストレス・精神的ショックなどが重なったタイミングで突然発症することがあります。
また、低音障害型感音難聴の方には、真面目・几帳面・責任感が強いといった傾向がみられることがあります。 高血圧や糖尿病は難聴のリスク因子とされていますが、当院にいらっしゃる方は生活習慣病などがなく、耳以外は健康というケースが多いのが特徴です。
自律神経のバランスを整えることが治療の要
低音障害型感音難聴は、低い音を聴き取りにくくなっている難聴です。聴力検査結果では 125Hz・250Hz・500Hz の低音域が低下します。検査結果は経過を見るうえで重要ですので、コピーをもらうか写真を撮らせてもらうと安心です。
この疾患は、自律神経の乱れが関わっていると考えられています。
蝸牛のなかのリンパ液(血液中の液体成分と一部は脳脊髄液)の調節は、自律神経が行っています。
低音障害型感音難聴は、過労やストレス、睡眠不足による自律神経の機能低下により、蝸牛の血管調節がうまく行われず蝸牛に余分なリンパ液が溜まっている状態(リンパ水腫)になると、蝸牛の渦巻き状中心部辺りに在る、低い音の振動を電気信号に換える有毛細胞という神経細胞が障害されやすいということが発症の機序(しくみ)です。そのため、治療の基本は 自律神経のバランスを整えること です。
冬も脱水に注意。季節の変わり目は症状が出やすい
夏は水分補給を意識していても、冬はつい忘れがちです。 低音障害型感音難聴の方は 冬でも脱水に注意 が必要です。
また、内耳は気圧の変化に敏感なため、台風や雨の多い9月だけでなく、寒暖差が大きい季節の変わり目も、耳鳴り・耳閉感・めまいなどの不調が出やすくなります。
自律神経を整えるために大切なこと
気圧や気温の変化に負けないためには、自律神経を丈夫にすることが欠かせません。 結局のところ、
- 適度な運動
- 良質な睡眠
- 規則正しい生活
この3つが最も効果的です。
当院の鍼&マッサージは、筋肉の緊張をゆるめ、血流を改善し、リラックスを促すことで、運動が苦手な方や睡眠が浅い方にも自律神経を整えるサポートが可能です。
低音障害型感音難聴に有効とされるもの
有酸素運動は、低音障害型感音難聴やメニエール病の改善に有効とされています。 運動によって血流が良くなり、睡眠の質が上がり、自律神経が整いやすくなります。
当院の鍼&マッサージ施術も、身体の緊張を緩和し、血流改善や睡眠の質向上が期待できます。施術の詳細は、「低音障害型感音難聴に対する施術」ページでご案内しております。
まとめ|自律神経を整えるコツ
低音障害型感音難聴は、自律神経の乱れや内耳のむくみ(内リンパ水腫)が関わることが多い疾患です。 そのため、薬だけに頼るのではなく、日々の生活で自律神経を整えることが再発予防にもつながります。
自律神経を整えるために大切なポイント
- こまめな水分補給(季節を問わず脱水に注意)
- 適度な有酸素運動
- 良質な睡眠をとる習慣
- ストレスを溜め込まない生活リズム
- 気圧や寒暖差の変化に備えた体調管理
これらは、自律神経のバランスを安定させるうえで最も効果的とされる基本的なポイントです。
運動不足・睡眠が浅い方へのサポート
当院の鍼やマッサージは、 筋肉の緊張をゆるめる → 血流が改善する → リラックスが促される という流れで、自律神経が整いやすい状態づくりをサポートします。「運動不足」「睡眠の質を良くしたい」「ストレスが抜けにくい」などのお悩みがある方にも取り入れやすいケアです。鍼治療は、経穴(けいけつ…いわゆるツボ)を刺激して、人間が本来持っている“治ろうとする力(自然治癒力)”を賦活(活性化)します。どうぞお気軽にご相談ください。
医療安全性に関する重要なお知らせ
※突発性難聴は医師による早期診断と治療が必要な疾患です。
※当院の施術は医療行為ではなく、医師の治療と併用して回復をサポートする補助的ケア(補完代替医療)です。
※まずは耳鼻咽喉科を受診し、医師の治療方針に従ってください。
この記事を書いた人:小泉 光子 あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師
公 開 :2018年11月20日
最終更新:2026年06月07日

