鍼&マッサージの適応症
耳鼻科疾患に対する鍼&マッサージ
耳鼻咽喉科専門病院勤務7年間の経験を生かし、耳鼻科疾患(低音障害型感音難聴、耳鳴り、めまい、嗅覚障害など)に対する鍼&マッサージを行っております。
他にもこのような症状でお困りの方はご相談ください
- 耳鳴り
- 突発性難聴
- メニエール病
- 耳周囲の痛み、違和感
- 耳が詰まった感じがする(耳閉感)
- 耳管開放症
- 首肩こり
- 眠りが浅い
耳鳴りに対する施術

耳鳴りをゼロにすることは難しいですが、鍼治療で耳鳴りを改善させることは可能です。当院では、耳鳴りに対する鍼治療と耳周囲のリンパマッサージを行っております。耳鳴りは難聴に伴って発症していることが多いため、早期に難聴が完治されれば耳鳴りもゼロになる可能性があります。
難聴の回復が難しく耳鳴りも伴っている場合は、脳トレ(脳を耳鳴りに慣れさせること)を行うことが改善策となります。それは脳が耳鳴りを認識しているからです。当院では、耳鳴りに対する鍼治療と耳周囲のリンパマッサージにより、自律神経を調整することで耳鳴りを緩和させます。
耳鳴りに対する鍼治療と耳周囲のリンパマッサージを1回/1~2週間のペースで1~5回続けて頂いている間に「耳鳴りに慣れてきた」と言われる患者さんは多くいらっしゃいます。「耳鳴り⇒つらい、イライラ、睡眠不足、疲れる⇒耳鳴り増悪」のスパイラルを断ち切ることができたとき「耳鳴りが前ほど気にならなくなってきた」と言って下さいます。鍼治療は、人が本来持っている“治す力”のスイッチを入れてくれる物理療法です。
1回の施術時間の目安は60分間。施術を受けて頂くペースは1回/1~2週間。5回の継続で効果を評価して頂いております。
耳鳴りの症状
- キーン、ゴーなどの音が常に鳴っている
- 耳鳴りの感じ方は日によって違う
- 2種類以上の耳鳴りが鳴っている
- ドッドッ、ザーザーと拍動性の耳鳴り
- 耳というより頭の中(頭鳴)で鳴っている
- 無難聴性耳鳴(難聴のない耳鳴り)と診断された
増悪予防方法
耳鳴りが大きくなったときは、聴力が低下している可能性があります。耳鳴りだけに気をとらわれがちですが、耳鳴りのほとんどは聴力低下が原因でおきています。定期的な耳鼻科の受診で“聴力が低下していない確認”をされることをお勧め致します。
- 身体を動かすこと、有酸素運動(脳トレ、血流改善)
- 脳トレを繰り返し行うこと(脳を耳鳴りに慣れさせる)
- 疲れ、ストレスを溜めない(自律神経機能の改善)
- ストレス解消のツールを用意しておくこと(自律神経機能の改善)
- 規則正しい生活 (自律神経機能の改善)
- 質の良い睡眠 (過敏になった脳を休める)
一般的な鍼&マッサージの適応症
- 筋肉の緊張やこり(運動のコンディショニング、疲労、肩こり、腰痛、頭痛など)
- 自律神経の乱れ(冷え、眠りが浅い、気候による疲れ、だるい、体調不良など)
- 神経痛(坐骨神経痛、肋間神経痛など)
- 関節痛(変形性関節症、膝関節痛、肩関節痛など)
- 健康維持(抵抗力を上げたい、体調管理のツールとして、心の疲れ、イライラにも)
鍼の施術とは

鍼を用いて生体へ機械的な刺激を与える物理療法です。経穴(けいけつ…いわゆるツボ)を刺激して、人間が本来持っている“治ろうとする力(自然治癒力)”を賦活(活性化)します。鍼を経穴に刺したときの効果は、経穴にある受容器が刺激されることにより、神経が作用して血管が拡張され経穴周囲の血流が改善されます。これが、鍼を刺したときの局所の反応です。また、受容器の信号は、局所で反応を起こすとともに脊髄を通って脳に伝達され自律神経を介して臓器にも反応を起こし体調が変化するとされています。鍼治療をはじめてから体調が良くなったと感じられるのは、身体全体に起きる反応の結果です。

鍼の施術では、鍼を刺すため微量の出血をおこすことがあります。出血した箇所は、ぶつけたときと同様に皮膚が青くなる(内出血する)ことがあります。これは毛細血管が壊れたためで、1~2週間で消失します。また、血液をサラサラにする服薬をされている方は、鍼を受けるために服薬を中止する必要はありません。
鍼施術の効果としての反応は、筋肉が弛緩(しかん)します。リラクゼーション効果です。緊張していた筋肉が緩むことで、自律神経の副交感神経が優位となり血管が拡張し血液とリンパの流れが良くなります。リンパの流れが老廃物を取り除き、血液が酸素と栄養を運んできますので施術後のお身体は軽くなります。
ただ、筋肉は上腕にできる力こぶのように“縮んだときに肘を曲げる”“筋肉は縮んだときに作用を発揮する”のを鍼施術で緩めてしまっているため、なんとなく力が入りにくい状態になります。その、力が入りにくい状態、または筋肉が弛緩した状態をだるいと表現されることがあります。施術後にだるさを感じた場合は、ぜひ寝てください。とても深い睡眠をお取り頂けます。目覚めた瞬間“眠ったな”と感じられる良質な睡眠です。当院では、だるさを感じることなく軽さを実感して頂けるような施術を努めております。
下記、施術を受けられた当日の注意点を申し上げます。
当院で使用している鍼および鍼皿はすべて使い捨て(ディスポーザブル)です。
医療廃棄物処理を委託しています。
マッサージとは

オイル、クリームやパウダーを使用して、皮膚に直接施術し、血液やリンパの流れにはたらきかけます。
着衣のうえから筋肉に対して押し揉みほぐす施術は、按摩、指圧に分類されますが、通称マッサージと言われています。当院では、按摩、指圧、マッサージどれでもお受けになれます。
1. 激しい運動は控えましょう
筋肉が弛緩しているので施術直後のパフォーマンスは低下します。副交感神経が優位になる施術となっておりますので闘う意欲も低下します。バランスも変わっている為、普段は適当な負荷もきつく感じるかもしれません。軽いジョギングなど優しい運動は問題ありません。
2. 重いものは長時間持たないようにしましょう
筋肉が弛緩しているため、施術直後は痛めることがあるかもしれません。
3. シャワーよりお風呂の入浴をお勧めします
鍼は注射針とは尖端の形状が異なり、丸みを帯びています。当院で使用する鍼の太さも0.14~0.25㎜と非常に細いです。鍼施術した箇所が傷口となることはなく入浴で細菌感染はしません。筋肉が弛緩している間に入浴して頂くことで、さらに血流が良くなり、施術後のだるさも出にくくなり軽くなります。
4. 早めに就寝しましょう
適度な鍼の刺激により良質な睡眠をお取り頂けます。