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嗅覚障害に対する鍼の症例(インフルエンザによる嗅覚障害)

嗅覚障害 鍼の症例

1. 当院に通われてどのくらい経ちますか?

1回~5回

 

2. 当院へいらしている、一番つらい症状は何ですか?

鼻、インフルエンザによる嗅覚障害

 

3. 一番つらい症状に対して当院の施術効果はいかがでしょうか?

効果を感じている

 

4. 当院についてご自由にお書きください。「施術を受けられての感想、他院との違い、ご希望、院内の雰囲気」などなんでも結構です。お気づきの点をお寄せください。

においがわからなくなり、耳鼻科の薬でも良くならなかったので一度目の施術でだいぶ効果があって驚きました。(このままにおいがわからない生活が続いたら・・・という不安で精神的に負担が大きかった)
初めての鍼でしたがリラックスして受けられました。

 

【診断名】インフルエンザ後の嗅覚障害

平成30年2月6日頃~インフルエンザで副鼻腔炎になった。

耳鼻科クリニックのドクターから『においの神経は死んでいない』と言われたが、1ヶ月経つので

大きな病院(昭和大学病院)を紹介すると言われている。

処方薬:点鼻薬、漢方薬(当帰芍薬散)、去痰剤、抗生物質(副鼻腔炎の治療)

 

【結果】当院1回目施術後から、においが良くなっていると実感。味覚も改善傾向。

以下、経過

■当院初回(3月3日)、2月6日頃にインフルエンザ発症から1ヶ月後、当院へ来院されました。

【主訴(一番つらい症状)】

①においを感じづらい、漂っている香りが分からない。

ただ、石油ストーブのにおいは分かる。

②味覚は初めの頃より戻ってきているが、風味(旨味)は分からない。

コーヒーは苦いだけ、味噌汁も分からない。

 

■当院2回目、初回から2週間後

においが良くなっている、味覚も改善傾向。

嫌いならっきょうのにおいも分かるようになった。

 

■当院3回目(3月31日)、前回から2週間後

ほぼ改善。嗅覚障害に対しての施術は終了。

 

アンケートにお答え頂きどうも有難うございます。


今回は、インフルエンザ罹患後の嗅覚障害でした。

嗅神経が死んでいないとドクターから診断されていたこと、

発症から1ヶ月で当院へお越し頂けたことも早い回復へ繋がりました。

当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)は、筋肉が一体に軟弱で痩せ型、足腰の冷えやむくみやすい体質(虚証)の方へ、体を温め、血の巡りが良くなるように処方されるようです。

患者様も運動はされていない、腰痛は無いが足は冷え、むくむ方でした。

当院の鍼&マッサージ施術も血流改善を目的としており、目指す方向は同じです。

鍼&マッサージは他動的に筋肉を動かして血流を良くします。

ドクターの処方と合わせることで相乗効果が期待できます。

患者様も、においを感じることができなくなって“においは大事”と実感したとおっしゃっていました。

本当、おっしゃる通り。

失ったとき大切さを実感します。

感謝。