めまい

めまいに対しての施術

耳が原因のめまい頚肩部筋緊張性めまい(頚性めまい、首肩こりから起こるめまい)に対して鍼&マッサージを行っております。身体の筋肉(骨格筋)の緊張を緩和させることで、めまい発作の頻度は低くなります。当院の施術内容は、全身への施術となります。赤外線(温熱)治療器照射を行いながら、鍼で筋肉を緩めたのち、頚部と耳周囲のリンパマッサージを行います。身体全体と内耳の血流改善が目的です。

めまい・難聴・耳鳴りは同時に発症していることが多く、難聴・耳鳴りの改善が難しいなかでめまいに対しての鍼&マッサージはとても良好な結果をだしています。

めまいとは、からだの平衡(バランス)感覚に障害が起きる症状

自分の位置情報は、目、耳、皮膚、関節、筋肉から集められた情報が脳で統合され、外界と自分の位置を把握して平衡感覚がコントロールされています。そのため、どこか1ヶ所でも障害が起きると正しい位置情報は失われてしまいます。

めまいの症状

めまいの種類で大きく分けられます。ただ、めまいの種類だけで診断するのは難しいとされています。

1.回転性めまい:
周囲がまわっている(目が覚めたとき天井がまわっている)、自分がまわっている
2.浮動性・動揺性めまい:
ふらふら、ぐらぐら、沈むような、まっすぐに歩けない
3.立ちくらみ:
起立性低血圧のこと、自律神経の機能低下により起こる

回転性めまいは、三半規管前庭神経など耳の障害で起こりやすいとされていますが、脳幹(延髄から橋にかけて)の梗塞や出血、小脳の梗塞や出血、椎骨脳底動脈循環不全といった脳の疾患でも起こることがあり、めまい症状の種類だけでは診断が難しいことが分かります。「耳が原因」か「脳が原因」なのかを見分けるポイントは、めまい以外に起きている症状です。めまいが起きた場合、受診する診療科は、耳鼻科、脳神経外科または、救急車です。めまい症状のほかに起きている症状も加味して診療科を選択しましょう。

  • めまいだけが単独で起きている。または、きこえが悪い、耳がふさがった感じ、音が響く、など“耳症状”がある場合は、耳鼻科を受診。
  • ろれつが回らない(「生き字引」「きょうは天気が良い」と言えない)、手のひらをうえに向けて肘を伸ばし両腕を肩の高さまであげて目を閉じた状態にすると片方の腕が下がる、吐き気がある、物が二重にみえるなど脳梗塞、頭痛やしびれなど脳出血の可能性がある場合は、救急車または脳神経外科を受診。
  • 脳幹
  • 脳幹にある延髄と橋と呼ばれる部分には、呼吸、循環、排尿といった生命維持に重要な中枢があります。また、延髄と橋には、眼球を外側に向ける外転神経核や聴覚に関与する蝸牛神経核、平衡感覚を伝える前庭神経核など多くの神経核があります。そのため、この部位に障害が生じると強い回転性めまいが発症します。神経核とは、神経と神経の中継点となっている神経細胞体の集まりで、神経の核は脳神経を送り出す、あるいは受け取っています。

  • 小脳
  • 小脳は、脳幹にある前庭神経核をさらに上からコントロールしています。骨格筋の緊張を調整して、運動をスムーズに行なうことに役立っています。また、筋・腱・関節などの深部受容器から情報を受取り、身体の平衡を保つ働きがあります。小脳に病変が起きると手のひらを上に向けたり下に向けたりする連続した動作を速やかに行えなくなったり、目を閉じるとふらつきが起きます。

  • 椎骨脳底動脈循環不全
  • 椎骨脳底動脈循環不全とは、心臓から脳へ行く血管(椎骨動脈)の血流が一過性に悪くなることで起こる病気です。24時間以内に完全に症状が消失する一過性脳虚血発作(TIA)の一つで、回転性めまいや揺れるようなめまい、目の前が暗くなるようなめまい、吐き気、しびれ、言葉がうまくでない、筋力低下、感覚障害などが急に発症します。脳へ行く血管は内頚動脈系と椎骨動脈系の二つがあり、椎骨動脈系は内頚動脈系よりは起こりにくいとされていますが、TIAは脳梗塞の前駆症状です。50歳以上の中高年で高血圧、高脂血症、喫煙者の方は注意。

めまいの原因

指で横にスクロールできます。

異常が起きている部位 考えられる疾患・症状
耳が原因のめまい
  • メニエール病
  • 前庭神経炎
  • 突発性難聴
  • 聴神経腫瘍
  • 良性発作性頭位めまい症
  • ラムゼイハント症候群
脳が原因のめまい
  • 脳梗塞、脳出血
  • 椎骨脳底動脈循環不全
全身の状態が原因のめまい
  • 高血圧、不整脈、糖尿病、腎臓病、脱水
  • 甲状腺機能低下症
  • 起立性低血圧
  • 薬の副作用によるめまい
  • 筋力低下によるふらつき
  • 頸肩部筋緊張性めまい(頚性めまい、首肩こりから起こるめまい)

再発予防方法

お疲れ溜まっていないでしょうか。自律神経機能の改善を図りましょう。罹患は、細胞からのメッセージです。ご自分を労り、生活習慣を改善しましょう。

  • 有酸素運動 (末梢の血流改善)
  • 筋力トレーニング(身体を支える)
  • 規則正しい生活 (自律神経機能の改善)
  • 質の良い睡眠 (自律神経機能の改善)
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